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絵本の選択がADHD児の読み聞かせに及ぼす効果(5) : 絵本におけるオノマトペの作用
Departmental Bulletin Paper滋賀大学教育学部紀要, 教育科学, 第62号, pp. 15-29departmental bulletin pape
超低出生体重児の長期予後 : 神経心理学的所見と神経学的微徴候
当科未熟児室を退院した4~11歳の超低出生体重児のうち,重篤な後障害のないと思われる10名(男3名・女7名)に対し,21項目よりなる神経心理学的検査および神経学的微徴侯検査を行った。1名が脳性まひ十軽度精神遅滞の神経学的後遺症を有し,7名に微細な脳機能不全が疑われ,2名が正革と診断された。これらの結果を2歳時の短期予後と比較すると,2歳時に発達遅滞が認められていた症例には神経発達学上の問題が持続し,2歳時正常と診断されていた5名のうち3名に微細な神経発達上の問題が認められていた。超低出生体重児の追跡は少なくとも微細神経障害が明らかになる学齢期までは行う必要があると思われた
In Vivo Characterization of Endogenous Cardiovascular Extracellular Vesicles in Larval and Adult Zebrafish
Objective:
Extracellular vesicles (EVs) facilitate molecular transport across extracellular space, allowing local and systemic signaling during homeostasis and in disease. Extensive studies have described functional roles for EV populations, including during cardiovascular disease, but the in vivo characterization of endogenously produced EVs is still in its infancy. Because of their genetic tractability and live imaging amenability, zebrafish represent an ideal but under-used model to investigate endogenous EVs. We aimed to establish a transgenic zebrafish model to allow the in vivo identification, tracking, and extraction of endogenous EVs produced by different cell types.
Approach and Results:
Using a membrane-tethered fluorophore reporter system, we show that EVs can be fluorescently labeled in larval and adult zebrafish and demonstrate that multiple cell types including endothelial cells and cardiomyocytes actively produce EVs in vivo. Cell-type specific EVs can be tracked by high spatiotemporal resolution light-sheet live imaging and modified flow cytometry methods allow these EVs to be further evaluated. Additionally, cryo electron microscopy reveals the full morphological diversity of larval and adult EVs. Importantly, we demonstrate the utility of this model by showing that different cell types exchange EVs in the adult heart and that ischemic injury models dynamically alter EV production.
Conclusions:
We describe a powerful in vivo zebrafish model for the investigation of endogenous EVs in all aspects of cardiovascular biology and pathology. A cell membrane fluorophore labeling approach allows cell-type specific tracing of EV origin without bias toward the expression of individual protein markers and will allow detailed future examination of their function
子育て支援活動における保護者の視点 : 金蘭おやこクラブのアンケート調査を通して
「金蘭おやこクラブ」で実施しているアンケート調査から保護者が子育て支援プログラムに参加する学生をどのような視点で評価しているのかを検討した。その結果、保護者は専門的な知識や技術について評価しているのではなく、目線を合わせて自ら子どもたちにかかわるという点を積極的と評価しており、子どもにかかわることができないことが課題だとしていた。保護者が学生のかかわりに対して評価する基準は「子どもへの直接的なかかわり」が根底にあるという結論を得た。養成校においては、保育技術を学ぶ前に、子ども(人)とかかわり合える力の獲得を促すプログラムの拡充が必要である
保育者養成課程の初年次学生が子育て支援活動へ参加することの意義と課題 : 金蘭おやこクラブの教育効果に注目して
保育者養成課程において、子育て支援活動に学生が参加する取り組みが行われるようになってきているが、初年次の学生がそれらの活動に継続的に参加することは多くない。本論文では、1年生から子育て支援活動に継続的に参加している学生にアンケートを行い、初年次に子育て支援活動に取り組むことの意義と課題について整理した。その結果、初年次の学生にとっては、子育て支援や保育技術について学ぶだけでなく、他の授業の理解を促進する、インターンシップや保育実習に臨む際の技術的な基盤や心理的支えとなる、自分の適性を知り進路を決定する手がかりとなるなどの意義があることが示された。ただし、1年生は専門領域における経験が浅いため、自身がその場に受け入れられているという感覚を保ちながら、体験することとその細やかな振り返りとを繰り返し行えるようにすることが必要である
子育て支援活動における学生の学び:金蘭おやこクラブの活動内容におけるねらいと課題
「金蘭おやこクラブ」は、2007年のスタートから今年で11年目を迎える。地域の親子の子育て支援と本学学生の子育て支援についての理解を促すことを目的とした事業である。本研究の目的は、このおやこクラブにおける1年生の学びに焦点を当て、より有意義で充実した学びにしていくためにどのような方策が有効かを前年度のプログラムと学生指導の変更の経緯から考察するものである。四年制大学の初年次における学生の理解力を探りつつ、将来的に保育者や教育者を目指す学生にとって、子育て支援に繋がる技術的及び精神的にスムーズな学びを積み上げていくための活動内容や授業展開の検討を行い、今後の課題や改善点及び方向性についても考察する
保育者養成校の行う地域子育て支援事業の捉えなおし : サービスラーニングの視点から相対的に理解するための試み
地域の未就園の乳幼児親子を対象に地域子育て支援事業を展開している保育者養成校は増え、その実践報告・研究が一定蓄積されてきている。本稿では先行研究のレビューを行い諸研究を概観し、サービスラーニングの視点からそれらを捉えなおし、大きく3つの課題を抽出する。第1には子育て支援事業を利用する対象研究や地域研究が進んでいないこと、第2に親子と学生他の利益を両立させる互恵性および複数の視点からの評価が希薄なこと、第3に参加する学生の学習方法を開拓することである
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