1,958 research outputs found

    アイソトープ・放射線利用入門−最近の進歩を中心に−

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    最近の放射線治療において注目されている定位放射線治療やIMRTについて、解説を行った。IMRTは、従来のX線治療における空間線量分布を改善する有力な手段となり得る。また、より、限局的な放射線治療が可能となり、治療成績の向上が期待される

    酸素15標識トレーサーによる正常脳血流代謝の若年から実年への加齢変化の検討

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    発表者:宮沢野歩、陳国躍(秋県大学院シ科電情シ)、茨木正信、角弘論(秋田県立脳血管研究センター)、伊藤浩、菅野巌(秋田県立脳血管研究センター)第45回日本核医学会総

    CR-39飛跡検出器におけるREL基準に適合するデルタ線カットオフエネルギーの実験的検証

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    We studied the track response of CR-39 plastic nuclear track detectors (PNTD) for low (100 MeV/n) energy heavy ions using the atomic force microscope (AFM). CR-39 PNTD was exposed to several heavy ion beams of different energy at HIMAC. For AFM measurement, the amount of bulk etch was controlled to be ~2 um in order to avoid etching away of short range tracks. The response data obtained by AFM for ~2 um bulk etch was in good agreement with data obtained by the conventional optical microscope analysis for larger bulk etch. The response data from low energy beams (stopping near the surface) was also consistent with the data from high energy beams (penetrating the detector) as a function of REL (restricted energy loss) with the delta-ray cut off energy of w0 =200 eV. We experimentally verified that REL (w0 =200 eV) gives a universal function for wide energy range in CR-39 PNTD.第26回固体飛跡検出器研究

    ラット新生児気のDES曝露量と雌への遅発型影響の発現時期との関連性

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    胎生期・新生児期のエストロゲン類曝露による雌への影響には、影響が生後短期間に検出可能なandrogenizationの他に、性成熟期までは異常が検出できず性成熟後に卵巣機能の早期低下による無排卵や持続発情が発現する遅発型の影響(delayed anovulated syndrome, DAS)が存在する。さらにラットではDASによる持続発情開始の早期化が子宮癌の発生を促進することからDASはandrogenizationと同様、重要な新生児期影響の一つであると考えられる。DASは視床下部・下垂体・性腺系への異常が引き金になっていると考えられるが、発現機序には不明な点が多い。我々はラット新生児期に合成エストロゲンであるdiethylstilbestrol(DES)を曝露し、投与量とDASの発現時期との関連性について検討した。生後24時間以内のDonryu雌ラットに0.15、1.5、15、150および1500g/kg体重のDESを単回皮下投与し、経時的な形態学的変化と性周期観察を行い溶媒対照群と比較した。その結果、1500g群全例と150g群の一部では膣開口前から明らかなandrogenizationが確認された。150g群の大部分と1.5と15g群の全例に形態学的異常は認められなかったものの、性周期観察において持続発情発現の早期化を示す個体がそれぞれ5、15および17週齢以降有意に増加した。0.15g群では形態学的異常は認められず性周期も対照群と同様に推移した。卵巣摘出成熟ラットにこれらのDESの各用量を単回投与したところ、1.5g群以上ではエストロゲン様作用が認められた。これらの結果からDASの発現時期と新生児期に曝露したDESの用量には相関性が認められ、性周期観察はDASの検出に簡便で且つ有用な指標であることが示唆された。第33回日本トキシコロジー学会学術年

    医療情報 医学・医療編

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    医療情報技師を目指す方々の学習支援を目的として、医療情報技師に求められる知識・技能・資質を体系的に取り纏めた教科書である。「医療情報」は医療情報システム編、情報処理技術編、医学・医療編の3編から構成されている。医学・医療編の第3章「医療・病院管理」は病院の組織構造と機能、地域における保健医療連携について解説している

    カルタヘナ法の下での遺伝子組換え植物の取扱いについて

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    2003年9月、遺伝子組換え生物等の安全な取扱い等について定める「バイオセーフティーに関するカルタヘナ議定書」が最初の50ヶ国の締約を受けて発効された。日本では、議定書を求める様々な措置を盛り込んだ「遺伝子組換え生物等の使用等による生物の多様性の確保に関する法律」が環境省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省の関係6省によって2003年3月に国会に提出され、同年6月に成立・公布された。議定書についても、2003年11月の締約手続きを経て2004年2月に日本に対して発効され、過去23年間にわたって運用されてきた「組換えDNA実験指針」に代表される、カルタヘナ議定書と内容が重なる各省の遺伝子組換えに係るガイドラインは廃止された。本稿では、法律の下での遺伝子組換え植物の取扱いに特化し、研究者や輸入者が現場で求められる手続きや措置の流れに沿ってポイントを解説することに主眼を置きながら、これまでの指針による規制との違いや基本的な考え方等についても触れたい。遺伝子組換え微生物や動物の取扱いの他、細かな例外規定や用語の解釈については必要最小限の説明にとどめるので、これらについては本稿の最後にまとめた関連ウェブサイト等で正確な情報を把握して頂きたい

    造血幹細胞動態に着目したC3H/HeN マウスでの放射線誘発白血病の数理モデル解析

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    C3H/HeN マウスでの放射線誘発急性骨髄性白血病(AML)は、低線量でのヒトの白血病リスクを考える上で重要な実験モデルである。放射線によってAML を発症したマウスの造血幹細胞では2 番染色体の欠損および染色体上に存在するSfpi1 遺伝子の突然変異が確認され、これらの異常によって造血幹細胞の分化に重要な役割を持つPU.1 の転写が抑制されAMLを発症すると考えられている。しかし、放射線によるAML ではSfpi1 遺伝子の突然変異のほとんどは自然突然変異によって生じている。通常、自然突然変異の確率は低いので、このままでは放射線によるAML の発症率を説明できない。一方、老齢のマウスの造血幹細胞ではその細胞が持つDNA 修復能が若いマウスと比較し衰えているという報告があり、DNA修復能が低下することで自然突然変異を修復できなくなる可能性が増加すると考えられる。また、造血幹細胞の複製過多は細胞老化の原因の一つと考えられている。伴らは造血細胞における分化コンパートメントモデルを作成し、放射線照射後の造血細胞動態から、生存している造血幹細胞一つあたりの分裂回数がバックグラウンド時より大幅に増加していることをシミュレーションによって示し、放射線の照射によって造血幹細胞の老化が促進され、自然突然変異率が増加する可能性があることを示唆した。本研究では2 番染色体の欠損が放射線によって引き起こされ、その後、造血幹細胞の複製回数の増加によって細胞が老化し、自然突然変異率が上昇すると仮定し、分化コンパートメントモデルを用いて3Gy放射線照射時のAML 発症率を計算した。また、カロリー制限を受けたマウスでは、放射線による細胞動態の変化に影響すると仮定し、カロリー制限下でのAML 発症率を計算した。その結果、計算した3Gy 照射時のAML 発症率は放射線による損傷の結果、回復のための長期の幹細胞の動態変化によって自然突然変異率が変化することで実験データを定量的に説明できることがわかった。カロリー制限下では、細胞動態の低下によって自然突然変異率の上昇が抑制されAML 発症率が低下することが実験値に一致した。本研究結果は、カロリー制限の有無による放射線照射がもたらす細胞動態の変化を考慮することで、造血幹細胞の老化を促進あるいは遅延することがAML 発症率に影響を及ぼすという発生機構を支持するものとなった。日本放射線影響学会第55回大

    新規放射線応答遺伝子ASPMの生物学的研究

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    We previously found that ionizing radiation (IR) commonly suppresses expression of ASPM gene, which are found mutated in a majority of human patients of familiar microcephaly (MCPH5). In pregnant mice, sub-lethal doses of IR drastically reduced the protein level of Aspm in their developing embryos, particularly in the neural stem cells that express nestins. To further investigating a cause of microcephaly, we developed a knock-out system where disruption of the Aspm gene can be controlled through Cre-loxP recombination systems. Aspm null homozygotes are obtained by mating Aspm +/- parental mice following Mendellian rule. They grew apparently healthy but had significantly small brains (85% in weight) and testes (20% in weight) compared to +/+ and +/- animals. HE staining has detected no pathological abnormality in the affected brains but loss of spermatogenesis in most seminiferous tubule. Next we destroyed the floxed Aspm genes selectively in CNS by introducing Cre expression under the murine Nestin gene promotors. A similar defect in the brain size was obtained in the homozygote animals of the floxed alleles only when Nes-Cre transgenes were inherited, while no testes were affected. Our results suggested that any synthetic suppression of Aspm can cause microcephaly phenotypes only if nestin expressing tissues are targeted during the CNS development.第34回日本分子生物学会年
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