20 research outputs found

    グラッベ『ヘルマンの戦い』における英雄性の解体について

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    application/pdf大阪府立大学高等教育推進機構論文集 言語と文化. 2022, 21, P.1-19departmental bulletin pape

    ニュージーランドの視点から読み解くパーソン・センタード・アプローチ : Tudor & Rodgers(2023)の紹介

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    日本人間性心理学会第44回大会にて招聘を予定しているBrian RodgersがKeith Tudorと共に執筆した "Can we be of help? Cultural considerations regarding personal growth, relationships, therapy, and life" の紹介を行う。当論はRogersが掲げた「いかにして私は援助的であるか?」という問いへの建設的な批評を行っている。そこから治療関係に潜んでいたセラピストの特権性、不均衡な力関係を読み解き、そもそも「私は援助的であり得るのか?」を問う必要性を主張する。セラピストという「私」ではなく、関係を第一にすること、他者を第一にすること、それは他なる者を承認することから出発することである。そこから私が自身の立場性や特権性を自覚し、謙虚でいることの重要性を説く。また、「私」から「私たち」へと拡大することで、コミュニティ、民族、国籍としての「私たち」が、また自然に対して人間という「私たち」が援助的であり得るかと、その対象や領域が個人に留まらないことを指摘している。当論はRogersの問いに対する論考に始まるが、最終的にRodgersらが住むニュージーランドの土着の民族、マオリの文化やニュージーランドの植民地の歴史に根差し、彼ら自身の内省と共に論が展開している点が特徴といえる。我々が生きる今、世界に対してどのように関与していくか、その刺激と挑戦を投げかけている。特集 : パーソン・センタード・セラピーの展開departmental bulletin pape

    特集 : パーソン・センタード・セラピーの展開 : パーソン・センタード・アプローチの本質とアイデンティティに関する論争 : Lietaer(2002)、Schmid(2003)、Bohart(2012)の比較

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    本稿は、体験過程療法の立場であるLietaer(2002)、Encounter-orientedの立場であるSchmid(2003)、統合的アプローチの立場であるBohart(2012)の論考を紹介し、パラダイム間におけるPCAのアイデンティティに関する主張の差異から、個々のThが探求すべきパーソン・センタードの本質の検討を試みるものである。近年、PCAの中にもさまざまなパラダイムが生まれたことにより、「パーソン・センタードの本質とは何か」というテーマを中心とした各パラダイム間の論争が巻き起こり、海外を中心にPCAのアイデンティティに関する議論が活発に行われるようになった。Lietaerは体験過程療法の立場から、PCAに特有のものとして「体験する自己に焦点を当てること」と「治療関係における4つの側面」を挙げたが、その論考に対しSchmidは「ひと」という概念がPCA固有のものであり、PCAの本質とは「ひととしての人間観」であると主張した。一方で、Bohartは統合的アプローチの立場から、PCAの本質は「Clを信頼する」ことであり、Clを自己組織化の叡智を持った主体的な自己治癒者としてみることを論じた。3者の論考から、PCAにおける「アイデンティティの基準」、「人間観」、「中核条件の捉え方」を取り上げ、各パラダイム間における主張の差異を検討した。末尾では、パーソン・センタードのThは、自身の臨床をこれらの歴史的な論争と照らし合わせ、自身の体験と共に内省する必要があることを論じた。departmental bulletin pape

    パーソン・センタード・アプローチにおける専門的知識の理論的位置づけに関するパラダイム間の相違

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    本稿は、PCE2003の基調講演および関連論文をもとに、PCAのパラダイムにおける専門的知識の理論的位置づけについて検討するものである。Rogers以後、PCAは多様なパラダイムを含む一族として発展してきたが、Thが保有する専門的知識の理論的位置づけに関して、パラダイム間で一貫した理論的整合性は見られない。PCE2003の基調講演では、体験的立場と対話的立場の間で重要な論争が生じ、急進的なプロセス指示的アプローチは、従来の非指示的アプローチを批判し、Thが専門的知識を用いてClの疾患に応じた具体的な介入を行うことを提唱した。一方で、対話的・倫理的アプローチは、Rogers理論の原理に基づき、関係性を重視するPCAの独自性と有用性を主張した。他方、Thの体験様式として「being」と「doing」の統合を主張する見解も示された。本稿では、これらの論考をもとにPCAのパラダイムを(1)専門的知識を原則的に制約する立場(2)専門的知識を明示的に活用する立場(3)専門的知識からの影響を統合的に捉える立場の3つに整理した。また、Gendlinの暗在的機能に関する論考に基づき、PCAにおけるClの変化に関する理論をメタ理論として位置づけることで、対立するパラダイム間の共通点を見出すことができることを主張した。末尾では、専門的知識からの影響を統合的に捉える立場において、Thに対する専門的知識の与える影響が不明瞭であることを指摘し、Thの自己発達プロセスから捉え直す必要性を論じた。特集 : パーソン・センタード・セラピーの展開departmental bulletin pape

    Observation of B+→pp̅π+, B0→pp̅K0, and B+→pp̅K*+

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    journal articl

    A NET CHARACTERISATION OF HERRLICH'S k-COMPACTNESS

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    application/pdfdepartmental bulletin pape

    アメリカにおけるペイデイローン規制の現状と課題 ―ノースカロライナ州を中心に

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    2008-12-15departmental bulletin pape
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