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    Challenges and Prospects of Research Evaluation in Higher Education Institutions of Humanities and Social Sciences: An Attempt to Formulate Evaluation Criteria at the School of International Studies, Utsunomiya University

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    Text図書 / BookThe need for indicators that reflect the characteristics of diverse research fields has been emphasized, but evaluations of educational and research organizations mainly rely on a few quantitative measures. Humanities and social sciences researchers should discuss and propose suitable evaluation methods. Recognizing this, the School of International Studies at Utsunomiya University decided to explore new evaluation indicators for humanities and social sciences research. We, as the members of the project, have provisionally developed one such indicator and method. By sharing the findings and challenges, we hope to foster further discussions on more appropriate evaluations.大学改革の一環として、大学等研究組織を対象にした競争的資金制度の採用などがさまざまな形で行われるようになり、国立大学の運営費交付金については、2019 年度より共通指標による配分が開始された。そこでは、国際的な雑誌への掲載論文数、論文の被引用数といった定量的指標を用いる方法が導入されている。その結果、基本的に定量的評価になじまないとされる人文系の諸研究や、当該指標で測りきれない基礎的研究を抑制する恐れが指摘され、そのような指標を研究評価に用いるべきではないこと、定性的な評価を含む、多様な研究分野の特性を反映した指標を開発することの必要性が繰り返し強調されている。しかし、今日まで、教育研究組織などの評価の現場では、少数の定量的指標が中心的な役割を果たしているのが実情である。このような状況において、人文社会科学分野の研究組織、また、その構成員である研究者には、不適切と考えられる指標や評価方法を批判するだけではなく、人文社会科学分野の研究成果の適切な評価方法について議論を深めること、さらに、対案として、具体的な評価指標や評価方法、枠組みを提案することが求められている。このような背景と現状認識を踏まえ、宇都宮大学国際学部では、2022年度に始まった国立大学法人の第4期中期目標中期計画期間の研究領域におけるミッションの一つとして、「国際学部としての研究のあり方の検証と研究成果の社会的発信の強化」を掲げ、具体的な課題として、「人文社会科学の研究とその成果に関する新たな評価指標の検討」を設定した。この課題に対応するため、国際学部将来計画検討委員会のもとに「研究のあり方」WG(以下、WG)を設置した(本稿の執筆者はこのWGメンバーの有志であり、心理学、フランス文学、国際法、経済学を専門とする)。2022、2023年度の2年間にわたり、WGを中心に、委員会ならびに学部における検討を重ね、暫定的なものではあるが人文社会科学を中心にした研究組織における評価指標を策定し、評価の枠組み構築を試みた。具体的には、(1)組織としての研究の重点事項5 項目と、(2)個々の研究者、もしくは研究成果の特徴と強みに関する11項目を設定し、こられを行×列として組み合わせたマトリックス(クロス表)を作成し、評価指標マトリックスとした。とくに、(2)研究の特徴と強みに関する項目の設定に際しては、組織の研究に関わるミッションを考慮した。さらに、本学部教員を対象に、このマトリックスを用いた試行調査を行い、学部全体としての研究の特徴、強みを示すことを試みた。このような指標や評価基準策定の作業は、弛みなく継続されるべきものであるが、これまでの議論を一旦整理し、その検討過程とともに、成果と課題を公表することにより、本学部の研究の特徴、強みを社会的に発信するとともに、今後の、関係分野の研究組織や研究者との議論に結びつけ、より適切な評価について検討するための契機としたい。boo

    Social Condition and the problems of Landscape in Recent Years

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