マルクス価値論の一考察

1.古典派とマルクスの労働価値説の基本的相違とは何か?　2. マルクスのいう抽象的労働とは現実に存在するものなのか？　3. マルクスはどのようにして抽象的労働の存在を証明しようとしたか?それは成功したか?　4. マルクスの等式は果たして意味のあるものか?　5. マルクスは交換価値をどのようにみていたか?その意図は何処にあったか

ウィクセルの経済理論 : 価値・生産・資本

I 緒論　 1 ウィクセルへの評価ーロビンズとブローグ　 2 「価値-資本及び地代」緒論　 3 「経済学講義Ⅰ」序文　Ⅱ 価値の理論一生産物価格の決定　 4 スミスのパラドクスと限界効用の概念　 5 自由交換と価格単純なものから複雑なものへ　 6 自由交換からの利益田生産と分配生産要素価格の決定　 7 生産要素の代替性と時間要素　 8 無資本的生産　 9 資本的生産　Ⅳ 単純化のための仮定の緩和　 10 生産と交換の相互依存　11 資本蓄積

リカードの価値理論と分配理論(Ⅰ)

I リカード体系のコア　§1 古典派経済学一その時代と人物　§2 演鐸的方法とモデル・ビルディング　§3 穀物の低価格が資本の利潤におよぼす影響についての試論」一1.5部門モデル　Ⅱ リカードの価値理論一1.5部門モデソレから2部門　モデルへ，そして再び1.5部門モデルへ　§4 穀物の交換価値上昇の3つの原因　§5 労働価値説と資本　§6 平均的「固定資本一流動資本」比率産業としての農業一再び1.5部門モデルへ　Ⅲ リカードの分配理論　§7 富と価値　§8 分配理論の中心命題一地代・賃金・利潤の相対的シェアの変化　§9 製造業への言及　Ⅳ 経済学とは何か?　§10 リカード・モデルとその前提　§11 消費パターンの変化と中心点の移動　§12 リカード体系と自由貿易

労働価値説と資本 : リカードとマルクス

はじめに 労働価値説の二側面　Ⅰ リカード　§1 再生産可能財の価値　§2 オーストリア的資本理論の原型　§3 リカード効果　§4 現実への第一次接近として(?)　Ⅱ マlレクス　§5 不変資本と可変資本　§6 平均利潤率と「資本家株式会社」　§7 私有財制度批判の不可欠の一要因として　§8 循環論法とオッカムの剃

価値， 価格理論， 経済政策 : 不完全競争の意味

はじめに Ⅰ価値と価格　§1 経済学の主題とその分類法　§2 財の価値と個々人の主観的評価　§3 交換と客観的存在としての価格　Ⅱ一般的均衡論と経済体制論　§4 経済現象の相互依存性と一般均衡分析　§5 競争の意味　§6 創造的破壊　Ⅲ経済政策　§7 巨大企業の存在と効率　§8 巨大企業の存在と社会問題　§9 大城氏への解